- 10月
- 2024年11月
先日、日経平均株価が2万3,465円で取引が終了し、新型コロナウイルス感染症による株価急落前の水準に戻ったというニュースが出ていました。
目に見えている現実としては、コロナ禍により人々の外出が控えられ、飲食業や観光業、物販に関してもかなり落ち込んでいるため、なぜ株価だけが戻っていったのか分かりません。さまざまな要因があるのは確かですが、私は株価の専門家でもないので、そこについて詳しく意見を述べるのは差し控えようと思います。
【猛省】このコロナ禍で乱高下する株式市場に目が眩み、慣れない短期売買を繰り返した結果 #株式投資で44億円の損失 を出してしまったことをここに報告します。44億円もあったら、いったいどれほどの人にお金が配れ、どれほどの人を救えたのか。悔やんでも悔やみきれません。事業で絶対に取返します。
— 前澤友作┃フォロワー1000万人記念企画実施中 (@yousuck2020) September 6, 2020
今回、ちょうど元ZOZO TOWNの社長であった前澤友作氏がこういうツイートをしていたので、私も株をやっている身として運用ポリシーを書いてみようと思いました。
どこで運用するか
株式を始めたきっかけは、3年くらい前にApple株を買ってみようと思ったことです。ずっとAppleの周辺でビジネスをしていて、やぱり圧倒的に強いブランド力と、これからさらに面白い製品が出てきたり、強固なプラットフォームの上にビジネスを展開していくことを予想しました。
後述しますが、実際のところ、私自身はあんまりお金を使うことがなく、手元に現金があっても金利が付くわけでもないので、それであれば何かしら運用しようと思ったというところと繋がっています。
さて、株式は会社から直接購入することができないので証券会社と契約する必要があります。当然インターネット経由で購入できることが最低条件としてあるとして、私はAppleの株を買えること(米国株取扱い)、手数料、iDeCo取扱い、などの判断でSBI証券にしました。楽天ポイントを活用している人は楽天証券も良い選択肢かと思います。
思っていた以上に、アプリやウェブインターフェースが古くさくて、ネット証券なのに使いづらいということはあるにせよ、日々一喜一憂するほど見ていないので、手数料が安く、他条件も揃っているので満足はしています。
株式の運用方針
ここが一番のポイントです。私は「株式は買ったことはあっても、売ったことがない」という状態です。つまり、売買益を見込んで株を買っていないということです。実際に、Apple株なんかは2倍以上になっているので、売れば運用益を見込めます。しかし、全株式ともに売るつもりはありません。それでは、何のために買うのか。
株式を購入する目的は、配当です。
配当を金利の代わりにして、配当収入を目的に株を購入しています。私は株売買についてまったく初心者です。どの株を買えば良いのかは分かりませんし、いつ売れば良いのかも分かりません。その場合に最適なのが、配当収入を得ることを目的とすることだと思います。
どの株を買うのか
運用方針から、購入する株は「配当を出している会社」ということになります。最初に購入したAppleは当然配当を実施しています。米国株を購入するときにもMicrosoft、AT&T、Verizonと配当を重視している企業の株を購入しました。
一点、失敗したのがGoogleの親会社であるAlphabet株を購入してしまったことです。私はさすがにこれだけの規模の企業に成長して、莫大な利益と内部留保もあるので配当を実施していると頭から思い込んでいたので、あんまりよく考えずに購入してしまいました。実際には配当を実施していないので、この株だけはどこかで売却してしまおうと思っています。
日本株も最初に一部だけテーマ投資というのを試しにしてみた以外は、下記のポイントで株式を購入しています。
- 企業規模が大きい
- 業績が安定している
- PBR(株価純資産倍率)が低い
- 配当性向が高い
主に購入しているのが、トヨタ自動車、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ソフトバンクグループ、ANA、良品計画、三菱UFJ、三井住友あたりです。購入時よりも高くなっている企業もありますし、下がっている企業もありますが、すべてを合算すると株価自体もプラスになっています。
ちなみに、株主優待を収入に換算することはしていません。あんまり使わないような株主優待は純粋な投資としてはあんまり意味がないかなと思っています(ANAは株主優待がありますが、実際にANAをメインに使っているので使用機会があります)。
どのように見守るのか
購入目的が配当ですから、日々の株価に一喜一憂する必要性がありません。もちろん、株価は下がるよりは上がった方が良いです。しかし、そこを毎日見続けても何も変わりません。
ひとつだけ常に心に刻んでおくのは、「長期保有して配当を受取り続ければ多少の株価の下落は吸収できる」ということです。
たとえば、ソフトバンク株は2021年3月期の配当では利回りとして5.85%と予想されています。増配しなかったとしても5.78%です。ここから考えると、購入時から株価が5.78%下がってもプラスマイナスゼロと考えることができます。そして、2年目にはまた5.78%の配当利回りがあると、その株価のままでもプラスに転じます。さらに株価が下がっても、5.78%以上下がらなければプラスです。
2019年9月にソフトバンク株を1,500円で買っていたとすると、今が1,368円ですので8.8%下落したことになります。1年で見ると、これはマイナスになります。しかし、このまま持ち続けておけば、来年に配当を受け取ればプラスに転じます。
実際に私のソフトバンク株の平均株価は1,390円です。現在は1,368円なので1.5%下落してしまっていますが、配当で十分カバーしているということになります。
このように、長期保有で考えておけば、配当利回りが高い会社であればどこかで取り返すことができるのです。大切なのは、前述のように企業規模が大きく業績が安定していてPBRが低く、配当性向が高いことがポイントです。私の保有している株式の配当利回りは全体的に平均するとおおよそ3.5%くらいです。
おまけ
株価に一喜一憂しないと書きましたが、やはり下がりすぎないことが重要でもありますので、どの株をいつ買うかがとてもポイントとなります。基本的には少し様子を見て、今回のコロナ禍のようなタイミングに下がった遠きに買うのがお勧めです。
一切保証しませんが、個人的にオススメなのは通信3社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)の株です。私が多少業界を知っているので、通信3社の株はたった今、買い時だと考えています。自分でもできる限り買っています。
菅義偉首相の実現を織り込んで、携帯料金の下落が予想されるため株価が軒並み下がっていますが、だからこそ今が買い時です。この3社はさきほどの条件にすべて当てはまります。そして、将来的にもワイヤレスネットワークのない時代というのはあり得ないわけですから、その基盤を担う3社。しかも寡占状態ですから長い目で見てビジネスモデルは強固です。
★
というわけで、5年や10年というスパンで考えると、現金を銀行においても増えませんから、そのお金を活用して配当収入を得ていくということは、将来の資産形成にとても重要です。もちろん、大きなリスクもありますので万人にお勧めするわけではありませんが、検討しても良いのではないでしょうか。
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このブログを書いたスタッフ
プレジデント
ほっしぃ
音楽からMacの道に入り、そのままApple周辺機器を販売する会社を起業。その後、オリジナルブランド「Simplism」や「NuAns」ブランドを立ち上げ、デザインプロダクトやデジタルガジェットなど「自分が欲しい格好良いもの」を求め続ける。最近は「24時間365日のウェアラブルデバイス|weara(ウェアラ)」に力を注いでいる。
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